注目のシーンは第5セットを13-13で最終盤の局面で訪れた。サントリーのサーブからスタートしたラリーでWD名古屋のエース、ニミル・アブデルアジズはフェイントを交えた技ありのアタックを繰り出し、ブロッカーの頭上を超えるふわりとしたボールをスペースに落とした。

 これを地面スレスレでサントリーのデアルマス・アラインがダイビングで拾うと、低弾道のボールが髙橋の足元へ。腕では反応できない位置だったこともあり、体勢を崩しながら左足で味方選手に繋げると、これをリベロの藤中颯志がさらにダイビングで繋いだ。

 まさに執念を感じさせるギリギリのレシーブの連続に会場は大盛り上がり。その後も両チームの好レシーブが続き、最後はWD名古屋のポイントとなったものの、ハイレベルなラリーの応酬にアリーナは大興奮の様子だった。

 この場面はSNSでも話題を集め、ファンからは「男子バレーの良さとバレー本来の良さが存分に出てる」「まじすごかったー!!」「見所がありすぎ」「現地で見て熱気がすごかった」「まじで壮絶なラリーだった」「繋ぎのサントリーのミラクルレシーブ」と、興奮している様子が伝わるコメントが多数寄せられた。

 その名の通り“死闘”となったこの試合は、次のポイントをアウェイチームが獲得。注目の上位対決は最終スコア2-3でWD名古屋に軍配が上がった。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ

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【映像】髙橋藍、執念の“足技レシーブ”
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女子バレー、右足を振り抜く“あり得ない”レシーブにアリーナ騒然 「残ってる!」本人は涼しい顔も実況は絶叫
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