プレリミナリーファイト2試合目は、K-1アマチュア大会での優勝経験者同士の一戦。K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス2大会連覇の浜名はこの日がプロデビュー戦となる。

 試合は開始からパンチ、ロー、ミドルと互いに手数を見せる積極的な展開。浜名が強い右を当ててグラつかせると、石川も距離を詰めて的確なジャブで反撃する。

 そのまま最終3ラウンド、手数は石川だが打ったあとに必ず強いパンチで返す浜名。解説の佐藤嘉洋は「(浜名の)リターンがいい。相手のパンチに返すのを狙っている。相打ち覚悟で打っている」と言及。

 その言葉どおり相打ちの場面から徐々に浜名がプレッシャーをかけ主導権を握りはじめる。互いに足を止めて打つ一進一退の攻防。打ったら打ち返す激しさにファンからは「根性勝負だ」「お互い貰いすぎ」「死力を尽くしている感がある」と乱打戦に興奮気味だ。

 すると試合時間残り30秒、激しい打ち合いのなかで浜名が右のハイキックを相手の顔面に叩き込む。「グシャ」と鈍い音とともに石川の足元はフラフラに。さらに残り時間わずかの場面で浜名が右のパンチを振り抜くとカウンター気味に迎撃された石川の体が大きく後方に吹っ飛んで最初のダウンを奪われる。

 残り10秒、なんとか立ち上がった石川だが、一気に仕留めにかかった浜名の右フックで体が捻じれるように崩れ落ちてゴング。残された時間は”0秒”。3ラウンド3分ジャストでの衝撃KO決着に「素晴らしい」「すげーの入った」「大逆転勝ち」とファンも反応。佐藤は「(プレリムなので)お客さんは勿論少ないですけど会場が爆発している」と珍しい表現で称賛。長い大会の前座2試合目。会場の観客もまだ少ない状況で大きなどよめきが起きたKO劇について興奮ぎみに語っていた。

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【映像】「残り0秒」衝撃KO
【映像】「残り0秒」衝撃KO
「止めた方がいい!」ノーガードからの衝撃KO “サンドバック状態”に放送席も声を荒げる
「止めた方がいい!」ノーガードからの衝撃KO “サンドバック状態”に放送席も声を荒げる

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