京都の小学校で給食調理員2人が減給処分になった。給食で残った食材で「まかない」を作って食べてしまったのが理由で、この調理担当者2人は、あまった食材で唐揚げやおにぎりを作り、ほかの先生たちにも差し入れしていた。
2人の給食調理員は「廃棄するのはもったいないという気持ちから作り始めた。遅くまで働いている教職員に作ってあげたかった」と話している。しかし給食で残った食材は適切に管理・破棄するルールがあったため、減給処分となった。
これについてネットでは「残り物を有効活用し、遅くまで働いている先生の小腹を満たして、なぜ減給処分?」「フードロス問題とか知らないのか?」といった声が聞かれた。
京都市教育委員会総務課は「学校給食法に基づく【学校給食衛生管理基準】では『廃棄物は適切に管理処分すること』を明記している」「【小学校給食衛生管理マニュアル】には『料理室に調味料など不要なものを持ち込んではいけない』と明記している」「そもそも学校給食は保護者の給食費でまかなっているので、まかないとして私的に流用するのはいかがなものか」といった見解を出している。
また、フードロス対策について尋ねたところ「フードロスに関しては子どもたちに対して『給食は残さない』と指導」「余った食材は業者さんに買い取ってもらい、飼料にするなどしている」と回答し、さらに「この調理員はまかない用に食材をあらかじめ取り置くなどしていたため、もったいないの次元を超えている」と、余りものとはまた違うケースだと明かした。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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