頭髪指導に納得いかず…女子中学生が市議会に請願
【映像】市議会で訴える女子中学生の様子(実際の動画)
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 1月、京都・宇治市の市議会に、15歳の女子中学生が出席した。訴えたのは、校則のあり方について…。

【映像】市議会で訴える女子中学生の様子(実際の動画)

「なんで私たち中学生は人を見た目で判断してはいけないと言われてるのに、みんなと違う格好をするとそれは違う、中学生らしくないと指導されるのだろうか。その中学生らしさとは誰の描いた中学生らしさなのだろうか」(宇治市議会・1月21日、宇治市HPから)

 女子中学生は髪の毛を染めたとき、教師から指導されたが、その禁止事項は明文化されておらず、禁止の理由も説明されなかったことに疑問を持ったという。そして、ルール作りに生徒たちの意見を反映し、自主性を生かせる土壌を作ってほしいと、市議会に請願を提出し、議会での発言に至った。

 女子中学生は「あらゆる子どもたちの意見を聞いて、ルールメイキングできるような場になれば、社会自体がもっと生きやすくなっていくのではないだろうか」と投げかけた。(宇治市議会・1月21日、宇治市HPから)

 しかし議会が市内の学校に直接働きかけるのは教育の中立性を損なうなどの意見が出て、請願は採択されなかった。ルール作りに生徒たちの意見は必要なのか。そもそも校則はどうあるべきなのか、『ABEMA Prime』で考えた。

■女子中学生が市議会に請願

宇治市議会
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 京都・宇治市の市議会で訴えた女子中学生について、元公立中学校教諭の静岡の元教師すぎやま氏は「発信したことは勇気があり、考えるきっかけになったと思う」と評価する一方で、「本当に変えたいなら、PTAから言ってもらうのが一番手っ取り早かったのではないか。生徒がワーワー言ったことをOKにするとなったら、先生方も体裁が悪い。それよりも保護者から言われた方が現実的に効くと思う」。

 NPO法人「School Liberty Network」共同代表の中村眞大氏は、PTAについて、「学校ごとで違うと思っている。自分の知っているPTA会長で、校則を変えた方がいいと働きかけている方もいれば、そうではない方もいる。また、PTAの人事は生徒の介入ができないので、どうアプローチしていくのかも難しい」と説明する。

 タレントのあおちゃんぺは、女子中学生に対して、「なぜ染める必要があるのか、説明できるべきだと思う。『なんで髪の毛を染めたいの?学校で必要なこと?』と言ったら、多分、ボヤっとしたことしか言えない。時代に合わない意味のない校則はなくしても良いが、話し合いの場には大人だけではなく、大人も子どもも保護者もいた方がいいのではないか」とコメントした。

■「社会が寛容にならないと、子どものネオな意見を大人は取り入れてくれない」
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