シーズン唯一のスノーラリー、極寒の北欧スウェーデンで開催中のWRC・世界ラリー選手権で、ナイトステージをビッグジャンプで駆け抜けるシーンが現地の観客からも注目を集めている。
開幕戦「ラリー・モンテカルロ」に続き、第2戦として開催されている「ラリー・スウェーデン」。WRC唯一のフルスノーイベントとあって、雪上を疾走するダイナミックな光景が見所の一つだが、早速ド迫力のシーンが捉えられたのは日本時間14日のSS(スペシャルステージ)1。
現地午後7時過ぎから行われるナイトステージだが、区間中に設置されているジャンピングスポットはその演出も相まって、まさにド迫力。スポットにラリー車が差し掛かると、ゲートのLEDが点滅し、コース脇からは炎が上がる。夜空を駆け抜けてきたマシンがジャンプの瞬間、一転してライトアップされる光景にコース脇のギャラリーからもひと際大きな歓声が飛んでいた。映像ではトヨタ、ヒョンデのマシンが次々に駆け抜けるシーンが捉えられたが、なかでも圧巻はカッレ・ロバンペラ。コースの左右のボードから35メートルに迫る勢いのビッグジャンプで、2023年チャンピオンらしい豪快な走りを見せつけた。
日本時間16日夜まで4日間に渡って極寒の地で熱戦が繰り広げられるラリー・スウェーデン。デイ2を終えてトヨタのエルフィン・エバンスが首位、日本人の勝田貴元も2位と好位置につけ悲願の優勝を目指している。
(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2025』/(C)WRC)


