■「小惑星に関してはサイエンスノンフィクション」

安野貴博氏
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 エンジニアで起業家・作家の安野貴博氏は、「SF作家が言っていたことが、現実になるケースは結構ある」と語る。「“コンピューターウイルス”という単語は、SF作品で初登場した。VRゴーグルも1935年のSF作品で初めて描かれた。作家の思いつきが、科学として実現することはある」。

 天体被害の回避を、SF作品ではどう描いてきたか。映画『アルマゲドン』では、小惑星に石油掘削チームが着陸し、内部に核爆弾を設置し爆破した。アニメシリーズ『機動戦士ガンダム』などでは、宇宙にコロニーを建造し移住。映画『妖星ゴラス』では、南極に巨大なジェット噴射口を作り、地球を動かした。

 高橋氏は「もっともらしいSF作品は、現実の延長になってしまう」と指摘する。「AIを『人間を支配する悪魔』として描くSF作品もあるが、最近ではChatGPTを普通に使っている。『誰もが使えるAI』は、意外とSFになかった。本当の人間の営みは予想しにくいのではないか」。

 “小惑星衝突”と聞くと、SFチックなイメージがある。浦川氏は「今回の小惑星に関してはサイエンスノンフィクション。リアルに起きていることで、人間が小惑星という共通の敵を前に、一致団結できるかが問われている」としつつ、「研究者として言い切るのは怖いが、今回はたぶん大丈夫だから心配しないで」と呼びかけた。

(『ABEMA Prime』より)

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【映像】アルマゲドンが現実に?小惑星衝突の可能性 地球どう守る?SFの未来は目前
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