【写真・画像】電車40分の遅れの理由は「女子高生と中年男性の口論」 驚きのトラブル 1枚目
【映像】裁判所が禁止したTシャツ(実際の映像)
この記事の写真をみる(2枚)

 大学教授ら3人が、裁判の傍聴で身に着けていたあるモノを隠すよう裁判所から言われたのは違法だとして、国を相手取り損害賠償を求めた裁判が始まった。そのときに着用していたものが「レインボー柄の靴下」だ。

【映像】裁判所が禁止したTシャツ(実際の映像)

 提訴したのは性的マイノリティを研究する、明治大学の鈴木賢教授のほか、いわゆる「袴田事件」の主任弁護士を務めた小川秀世弁護士や、支援団体の代表の3人。

 実はこのレインボー柄は「性的な多様性」を象徴するものと言われる。鈴木教授は2023年に福岡地裁で同性婚の裁判を傍聴しようとした際、レインボー柄の靴下を履いていた。入廷の際、裁判所職員に靴下を隠すよう求められ、柄の部分を内側に折り曲げ入廷したという。

 鈴木教授は「どういう柄の靴下を履いているかということは、裁判所の職務執行を妨げたり不当な行状にはあたらない。そういう普通のことを申し上げているだけ」と訴えた。国側は請求棄却を求めている。

レインボー柄の靴下、なぜ禁止?
この記事の写真をみる(2枚)