【UEFAチャンピオンズリーグ】レアル・マドリード 3-1 マンチェスター・C(日本時間2月20日/サンチャゴ・ベルナベウ)
「セルヒオ・ラモスの再来」と話題になる気迫の守りだった。レアル・マドリードのDFラウール・アセンシオが、右サイドに抜け出してきたマンチェスター・シティのFWオマル・マルムシュを相手にパーフェクトタックル。的確なカバーリングでピンチの芽を摘んだ好守に、ファンが歓喜している。
レアル・マドリードは日本時間2月20日、UEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント・プレーオフ2ndレグでマンチェスター・シティを3-1で撃破。2試合合計6-3でラウンド16進出を決めた。
ハットトリックを記録したFWキリアン・エンバペに賞賛が集まっているが、トップチーム1年目ながらシティ相手に堅守を見せた22歳のCBアセンシオに対する評価もかなり高かった。中でも圧巻だったのが、36分のワンシーンだ。
レアル・マドリードはマンチェスター・シティのFWサヴィーニョにドリブルでの独走を許し、右SBのフェデリコ・バルベルデの背後を走るマルムショにパスを出されてしまっていた。
しかし、そこに立ちはだかったのはアセンシオだった。背番号35はフルスプリントで内側からマルムシュに素早くアプローチすると、ボックス内の右でスライディング。完璧にボールを捉えたタックルを繰り出して、ボールを外に掻き出してみせたのだ。
チームの窮地を救う好プレーを披露したアセンシオは力強くガッツポーズし、CBコンビを組むDFアントニオ・リュディガーと胸同士をぶつけてパッションを全開にした。そして、寄ってきたバルベルデに肩をタッチされ、カバーリングのお礼を受けた。
実況の西岡明彦氏が「追いつきます、ラウール・アセンシオ。気持ちが入っています」と伝えると、解説の林陵平氏は「おぉ」と感嘆の声を漏らしていた。
優れた危機察知能力と機動力を示した若武者に、日本のサッカーファンたちがSNSで反応。「ラウアセ足速い」「完璧なタックル」「最高すぎる」「よく間に合ったし、ファウルしなかったのすごい!」と興奮していた。また、現地ファンも「22歳でトップチームでの試合経験はまだ少ないけど、すでにリーダー的な存在だ」「新しいセルヒオ・ラモスだ」「彼には、セルヒオ・ラモス以来見たことのなかった闘志がある」「岩のように固い。将来のキャプテンだ!」と、長年に渡り腕章を巻いたかつての闘将の姿を重ねている。
アセンシオは4分に正確なロングフィードで先制点をアシストするなど、まさに攻守で躍動。ラ・リーガの後半戦、そしてチャンピオンズリーグの決勝トーナメントでも大いに期待できそうだ。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)
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