【リーグアン】リール 2-1 モナコ(日本時間2月23日/スタッド・ピエール・モーロワ)
モナコのMF南野拓実が、ストライカーのようなゴールへの鋭い嗅覚を感じさせるオフ・ザ・ボールの動きを見せた。ボックス内で急加速してネットを揺らしたプレーに、解説者やファンが称賛の声を上げている。
注目のシーンは、第23節でリールと対戦した45+1分に訪れる。2点を追いかけるモナコは左サイドから攻め込むと、日本代表MFが抜群の反応を見せた。
南野はゴール前にクロスが上がってきた時、ペナルティスポット周辺に陣取っていた。ファーサイドに飛んだクロスをMFマグネス・アクリウシェが頭で中央に折り返す。これもじっと見ていた。そして、ボールがFWミカ・ビエレスに渡った瞬間だ。南野は急加速してゴール前中央の最奥に飛び込んでいく。すると、ビエレスからのヒールパスが出てきた。背番号18はスタートダッシュと初速のスピードで、マークしてきたリールのMFアイユーブ・ブアディを振り切り、左足シュートを沈めてみせた。
リプレイ映像を見ても、ビエレスがボールを収めた瞬間に南野だけが鋭く動き出し、一気にギアを上げてゴール前のわずかなスペースに飛び込んでいることは明白だった。
実況の桑原秀和氏は「あそこに南野が詰めていたことがポイントですよね?」と問いかけると、解説のフローラン・ダバディ氏は「そうですよね。そのセンスというか、嗅覚は健在ですね」と褒め称えた。
ファンもSNSを使って「嗅覚やばいな」「モナ王覚醒」「あそこでヒールするのは予想できない」と、公式戦3試合連続ゴールを生み出した南野の抜きん出たセンスに賛辞を送っている。
日本代表MFの一撃で1点差に迫ったモナコだったが、反撃はここまで。1ー2で敗れ、リーグ戦2試合ぶりの黒星を喫した。
(ABEMA de DAZN/リーグアン)
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