■罪を償った後も続くバッシングの数々

塚本堅一さん
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 EXIT兼近大樹は、「社会復帰から10年ほどしてから、週刊誌に報じられた。自分自身は復帰しきっているつもりだったが、仕事が全部なくなった。その時は、『最初からやり直そう』と切り替えが早かった。1回なんとかなっているから、またなんとかなる」としながら、「自分がやったことを反省していて、今後も背負うとわかっていてもきつかった」と明かす。

 塚本さんは「当時は自分の存在を消したかった」という。「名誉毀損になるようなニュースもあったが、反論や裁判を起こすと、それもまたニュースになると思うと、『騒がせてはいけない』『私が悪い』と考えてしまい、戦う気は起きなかった」。

 パックンは、「叩くことに正当性はあるが、相当性もないとダメだ」と指摘し、「民主主義の社会では、罪に相当する罰を受けるのが常識だ。駐車違反で死刑にされることはない。罪の何十倍、何百倍にあたる制裁を個人が受けるのは納得いかない」と批判する。

■仕事を探すのも困難に
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