【明治安田J1リーグ】鹿島アントラーズ 2-0 FC東京(3月1日/県立カシマサッカースタジアム)
鹿島アントラーズに所属するFW鈴木優磨が、巧みな駆け引きからPKを獲得した。パスコースを隠すように相手の体の前に自分の体を滑り込ませ、接触とともに転倒。このプレーにファンから称賛の声が集まった。
鹿島は3月11日に開催された明治安田J1リーグの第3節で、FC東京と対戦。拮抗した展開が続いた中、スコアレスで迎えた72分に鈴木が大仕事を成し遂げる。
ボックス内でDF長友佑都がヘディングでクリアしたボールをボックス右外でMF樋口雄太が回収。ダイレクトで落としたボールをDF濃野公人もダイレクトでボックス内にマイナスのボールを供給する。
これに反応したのが鈴木だった。斜めに入ってくるボールに対して鈴木は、ボールをもらいに行く動きではなく、DF森重真人の進路を塞ぐようにボールと森重の間にうまく体を滑り込ませた。すると、鈴木は後ろから森重のチャレンジを受ける形となり、接触とともに転倒。主審はPKスポットを指差してホイッスルを鳴らしてPKのジャッジを下した。
この一連のシーンには解説を務めた喜谷知純氏はリプレイを確認しつつ「ここで(濃野から)低いボールが入ってたところで鈴木優磨選手が左足を入れましたからね。その左足を(森重が)払った時点でPKというジャッジにはなっていますかね」とPKの判定に納得のコメントを展開した。
ファンは鈴木のPK奪取に対して「鈴木優磨のPK誘発が上手すぎる…」「絶妙に身体を入れたな」「こういうところ上手いよな鈴木優磨」「優磨さん倒れた所で主審見ながらニッコニコじゃないっすか笑」と拍手。“鈴木優磨らしい”プレーに胸を躍らせていた。
試合は鈴木がPKを獲得して自ら決めて先制すると、終盤に師岡柊生がゴール。鹿島が2-0で勝利を飾って3連勝に。ホーム連続無敗記録を25に伸ばした。
鈴木はこれで今シーズン3ゴール目に。昨季は15だったゴール数を今季はどこまで伸ばすのか。好スタートを切った鈴木の活躍に目が離せない。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)
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