【明治安田J1リーグ】名古屋グランパス 1-2 FC町田ゼルビア(3月2日/豊田スタジアム)
FC町田ゼルビアのMF相馬勇紀が、古巣の本拠地で躍動した。裏への飛び出しと高精度クロスで先制点をお膳立てすると、町田サポーターは歓喜。一方の名古屋グランパスのサポーターは、思わず本音を吐露する場面が見られた。
明治安田J1リーグ第4節で町田は、アウェイで名古屋と対戦した。するとゴールレスで迎えた13分、相馬が魅せる。センターサークル付近でボールを受けた下田北斗が裏に蹴ったボールに、相馬が反応。左サイドで完全に裏を取ると、そのままボックス左まで侵入し、左足のダイレクトグラウンダーのクロス。これがFW西村拓真の先制点を呼び込んだ。
このプレーについて解説の松原良香氏は「下田が素晴らしく、しっかりと相馬の特徴を活かして相手の背後にボールを通した。ワンタッチクロスの精度も高い」と下田のパス、相馬のランニングからのクロスを称えた。
なおSNSでは「下田選手のスルーパス素晴らしかった!」「相馬選手のクロスも西村選手の飛び込みも最高!」「北斗相馬西村ありがと!」「いい崩し!」と町田のゴールを称える声や「相馬だけは止めてくれよ」「簡単に裏取られすぎ」「相馬敵になると本当に嫌だなー」など名古屋サポーターと思われる投稿も見られた。
2019シーズンに名古屋に加入した相馬は2023-2024シーズンにポルトガルのカーザ・ピアにレンタルで移籍。2024年7月11日にレンタル移籍満了で名古屋に復帰するも、同月23日に町田への電撃移籍が発表された。それだけに名古屋サポーターにとっては、この試合で相馬に活躍されたくなかったところだろう。
なお試合は、前半のうちに同点となるも、74分に決まったMFナ・サンホのゴールが決勝点に。J1初挑戦となった昨シーズン、この日と同じ3月2日にJ1初勝利を挙げた思い出の地で、町田が再び白星を手にしている。
(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)