そして絶好調のときにはZやGT-Rなどの車が人気を博し、「技術の日産」と称されていた。しかし2019年に急降下。いまではトヨタが5兆3500億円、日産が5600億円と、大きな差が両社にはついている。

 なぜ日産はトヨタのようになれなかったのか。トヨタ自動車工業株式会社は1937年に創業。以降技術提携や子会社化はあるものの、経営統合はいままでにない。ホンダに至っては創業以来、技術提携や子会社化すら行なっていない。

 一方日産は、3社が最終的に統合し創業。そこに起因しているのか、経営である役員の人数がトヨタは29人、ホンダは26人に対して日産は63人とおよそ2倍だ。

日産関係者からの驚きの証言
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