【写真・画像】「内定早期化」で学生も企業も不幸になる? 早期化= 長期化の懸念 1枚目
【映像】内定をもらってから“ホンネ”で話す? 採用の最前線

 企業による採用の「早期化」が加速している。来年春に卒業予定の大学生が、2月1日時点で内定を受けている人の割合は、なんと39.3%。2年前は19%台だったが、去年と比べても15ポイント増加している(リクルート就職みらい研究所しらべ)。

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 内定早期化について、ダイヤモンド・ライフ副編集長の神庭亮介氏は「就活が早く始まった分だけ早く終わって『勉強に集中しよう、卒業旅行でも行こう』となればいいが、実際には早期化=長期化につながる可能性が高い。早めに1社内定を得たとしても、さらに志望度が高い企業を受け続けるため、就活レースは長期化していく」と指摘。

 さらに神庭氏は「学生の負担は大きい。特に地方在住の就活生は、説明会やらイベントやらある度に都市部に来なければいけないから大変だ。加えて、就活期間が長引けば、学生の側もどんどん変わっていく。最初はメーカーがいいと思っていても、半年後に『やっぱり商社がいいかも』と思っている可能性だってある」と懸念点を述べた。

 負荷が生じているのは学生側だけではない。神庭氏は「企業の側も疑心暗鬼だ。学生の気持ちが移ろう以上、企業は長期間にわたって学生にアプローチして気持ちをつなぎとめる必要がある。度が過ぎれば『オワハラ』(就活終われハラスメント)にもなりかねない。企業と学生の双方にとって、不幸な事態になっている」と分析した。
(『ABEMAヒルズ』より)
 

【映像】「気持ち悪い」 小学校隣接の公園で性的ビデオ撮影
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