24年前とは違う気持ちで歌う『Lifetime respect』
2001年にリリースした『Lifetime respect』。いまは24年前とは違う気持ちで歌っていることを明かした。
道三「『Lifetime respect』を作った人は亡くなっちゃった。僕より2、3個上かな。2019年に一緒に『Lifetime respect』を作った人もそうだし、まさに高校の同級生で、その後レゲエ一緒に好きになって一緒にスタジオを作ったりして。密接な関係の人が二人同時にその年に亡くなっちゃって。彼らと語らなきゃもう思い出さない思い出がいっぱいあるし、彼らしか覚えてない僕の記憶がいっぱいあるわけですよ。その記憶が今の自分を作っているとしたら、その人たちの記憶も含めて僕の人生でありアイデンティティなわけじゃないですか。なので『一生一緒にいる』ってことは振り返ってあの時こうだったね、ああだったねとか、あなたこうでしたよ、そういうことがずっと蓄積できる環境を保てているってことじゃないですか。だから、いい関係でいるってことは非常に健康と幸せへの必要な要素であって、それのテーマ曲になってくれたら非常に嬉しいなっていう思いがまた自分の中で改めて感じ直せたので。自分はそういう曲が自分で歌えるし、そういうのがみんな持てるわけじゃないから」
人生を変えた『Lifetime respect』を大切に歌いながら、精力的に活動のフィールドを広げ続ける道三。改めて、いまの肩書きについて尋ねると…
道三「レゲエミュージシャン」
ーーそこは変わらないのですね?
道三「今のところ。プロフィールにはアパレルブランドアートディレクターみたいなことを書いてますけど、『も』やってますみたいなことですよね。これだけですという人ももちろんたくさんいるけど、いろんなことやってる人が多いでしょう。しかも今から産業自体のサイクルもどんどん短くなっていくし、自分の職域のサイクルも短くなっていくので、みんなマルチタスク、マルチステージにならざるを得ないんですよね。そういうのを率先してやってみているというのはあります」
ーーでも、肩書きを聞かれたらレゲエミュージシャンですか?
道三「そうですね。それ以外はまだちゃんとなんでしょうね、世間様に確立しているかどうかって言ったらそうでもない。まだ、まだまだちゃんとやんなきゃなと。ONZE INITYっていうのがちゃんと非常に認知をいただいたら、それもやってますみたいなことはもっと言い出すかもしれない。領域を広げるのに音楽を役立てる機会があるってすごく素晴らしいな、音楽やっててよかったなと思います」
(『ABEMA NEWS』より)
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