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【映像】まさか…開始40秒クラッシュの真相

スーパーフォーミュラ】第1戦(決勝・3月8日/鈴鹿サーキット)

【映像】まさか…開始40秒クラッシュの真相

 レース最序盤、スーパーフォーミュラ2025が開幕してわずか40秒でクラッシュが発生した。今季より“優勝請負人”メカニックを擁したThreeBond Racingだったが、ドライバーの三宅淳詞はまさかの1周もすることができず、無念のリタイアを強いられた。

 3月8日に鈴鹿サーキットで開幕したスーパーフォーミュラ2025のRd.1。決勝レースがスタートしてわずか40秒後に、クラッシュが発生し、セーフティカー(SC)が出動する波乱の幕開けとなった。レースは1周目、16番グリッドからスタートした三宅淳詞(#12 ThreeBond Racing)は、昨シーズンをノーポイントで終わった雪辱を晴らそうと果敢にプッシュ。15位の山下健太(#3 KONDO RACING)と競り合う中、意気込みが空回りしたのか、NIPPOコーナーでコースオフしてしまった。

 接触が疑われたものの、オンボードカメラには、三宅が芝生を踏んでスリップし、単独でスピンしてそのまま壁に激突した様子が映し出された。このクラッシュで12号車の左リアは大きく破損。翌日に行われるRd.2も考慮し、開始40秒での無念のリタイアとなった。

 12号車のThreeBond Racingは、今シーズンより"優勝請負人"として知られる一瀬俊浩エンジニアが加入。過去には野尻智紀とともに2連覇を達成した実績を持ち、昨シーズンノーポイントという状況を覆せるかに注目が集まっていた。しかし、この予想外のアクシデントに、期待は叶わぬものとなった。

 衝撃のクラッシュにスタジオ解説の中山雄一氏は「タイヤも1周目ということでかなり冷えていて、アクセルコントロールがすごく難しいんですね。そこでちょっと(アクセルを)踏みすぎてしまって出ちゃった。鈴鹿に近い、地元のドライバーとして最後まで走りたかったと思うんですが、残念な開幕戦になってしまいましたね」とコメントし、三宅の無念さに同情を寄せた。ファンから「いきなり1台減るとか」「単独かよ」「テストでは好調だったのに…」と驚きと落胆の声が上がった。

 今シーズンのスーパーフォーミュラでは、サステナブル素材の比率を高めた新タイヤが導入されている。慣れない新タイヤと、気温13℃、路面温度21℃と冷え込んだコンディションも相まって、どのチーム・マシンもタイヤの温度管理に苦戦。この三宅のクラッシュを始め、この鈴鹿開幕戦では3度のSCが出動する波乱のレースとなった。
ABEMA『スーパーフォーミュラ2025』/(C)JRP)

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