【スーパーフォーミュラ】第2戦(決勝・3月9日/鈴鹿サーキット)
昨シーズン、ノーポイントで最下位という悔しい結果に終わったThreeBond Racingが“優勝請負人”の加入により劇的な進化を見せている。
3月9日に鈴鹿サーキットで開催されたスーパーフォーミュラRd.2。レースは10周目、三宅淳詞(#12 ThreeBond Racing)がホームストレートで驚きのオーバーテイクを披露。テール・トゥ・ノーズからサイドバイサイド。ぐんぐんスピードを上げ、1コーナーで最大時速300キロのオーバーテイクに成功した。
このオーバーテイクは、昨シーズンを悔しい結果で終えた三宅にとって非常に大きい意味を持つ。
ThreeBond Racingでは、今シーズンから2021、2022年のスーパーフォーミュラでベテラン・野尻智紀とともに2年連続のシリーズチャンピオンに輝いたエンジニア・一瀬俊浩氏が加入している。今回、マシンの真価が問われるホームストレートでのオーバーテイクに成功したことは、さっそく“一瀬効果”が現れたと言っていいだろう。
この変化を感じさせる走りに、スタジオ解説の中山雄一氏は「違うエンジニアが車を作ると、全くガラッと違うフィーリングの車になったりするので。三宅選手、今シーズンまた伸びていく可能性があるんじゃないかなと思います」と、今後のさらなる飛躍に期待を寄せた。
また、ピットでは、今シーズンよりThreeBond Racingの新監督を務めることになった塚越広大がガッツポーズで喜びを爆発させる場面も。ファンからは「スリーボンド早くなったなw」「やっぱ一瀬エンジニア効果は絶大か」と驚きとともに期待の声が上がっていた。
(ABEMA『スーパーフォーミュラ2025』/(C)JRP)




