【UEFAチャンピオンズリーグ】アトレティコ・マドリード 1-0 レアル・マドリード(日本時間3月13日/エスタディオ・リアド・エア・メトロポリターノ)
レアル・マドリードのMFジュード・ベリンガムが激しいスライディングタックルの後に芝生を強く叩いた。“戦う男”が見せた、守備をしない同僚に怒りをぶつけた姿にファンの注目が集まっている。
レアル・マドリードは、UEFAチャンピオンズリーグのベスト 16・2ndレグでアトレティコ・マドリードと激突。白い巨人は開始28秒に失点し、2戦合計2ー2とされると、そのまま延長戦へ。最終的にはPK戦で4選手がネットを揺らし、5年連続でベスト8進出を決めた。
意地と意地がぶつかり合うダービーマッチで、勝利への執念が垣間見えたのは、延長戦に突入した105分のことだ。イングランド代表MFが強烈なファイティングスピリットを示す。
FWヴィニシウス・ジュニオールが左サイドの高い位置でDFナウエル・モリーナのショルダータックルに屈する形でボールをロスト。そこからボールがMFマルコス・ジョレンテに渡り、アトレティコ・マドリードがカウンターを発動させようとした次の瞬間だった。ベリンガムが全速力で戻り、鋭いスライディングタックルでボールをカット。そのルーズボールをDFフラン・ガルシアが回収してカウンターを許さなかった。
ピンチの芽を潰した背番号5はピッチを強く叩きつけ、ボールを奪い返そうとしなかったヴィニシウスを𠮟咤したのだ。
カウンターから追加点を許していたら、レアル・マドリードのベスト16での敗退の可能性が大きく広がるところだった。だからこそ、ベリンガムは守備をサボった味方選手に檄を飛ばしたのだろう。それはエースの選手であろうとも関係なかった。その後、ベリンガムは再び相手のディフェンスラインの裏に走り出し、決勝点を奪いに行く意志を打ち出した。
解説・風間八宏氏は「よく戻った」と背番号5の献身的な姿勢を称賛し、「もっと早くプレーしろということだと思います」と熱くなった一幕についてコメント。ファンもABEMAのコメント欄やSNSで「ベリンガムめっちゃ怒ってたな」「ベリンガム気持ち入ってんなー」「そりゃ怒るよなー」「ヴィニシウスが守備しないから」「リーダーシップはさすがや」「ベリンガムはいくらでもヴィニの舐めたプレーにキレていい。ヴィニを王様にするな、エースとしての自覚をもたせるんだ」と頼もしさを感じていた。
激しく激突した両者だったが、PK戦でヴィニシウス・ジュニオールがシュートを外してしまうと、ベリンガムは即座に駆け寄り額と額を合わせて慰めた。この光景にファンは「21歳だがこのクラブのリーダーにふさわしい」「この若さでこれやから将来はすごいリーダーになるんだろうな」「ヴィニシウスをフォローするベリンガムがかっこよすぎた」と賛辞を送っていた。
若干21歳にして“エル・ブランコ”の絶対的なリーダーとしての地位を確立しつつあるジュード・ベリンガム。CL連覇の鍵は、この男が握っているのかもしれない。
(ABEMA/WOWSPO/UEFAチャンピオンズリーグ)
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