将棋の伊藤匠叡王(22)への挑戦者を決める第10期叡王戦本戦トーナメント準決勝が3月14日、東京都・千駄ケ谷の東京将棋会館で行われ斎藤慎太郎八段(31)が名人挑戦者の永瀬拓矢九段(32)に166手で勝利。自身2度目となる決勝進出を決めた。18日に予定されている決勝戦では、糸谷哲郎八段(36)と挑戦権をかけて対戦する。
注目の準決勝は、斎藤八段が渾身の粘りを実らせ逆転勝利を飾った。注目の一戦は、振り駒で永瀬九段の先手で角換わりの出だしから後手の斎藤八段が6五の位を取る将棋へと発展した。激しい攻防が繰り広げられる中、永瀬九段がリードを奪うことに成功。じりじりとリードを押し広げていった。
しかし、2021年の名人戦七番勝負以来4年ぶりのタイトル戦への挑戦を目指す斎藤八段も簡単には譲れない。永瀬九段の優勢と見られていた終盤戦では渾身の粘りを見せ、一瞬の隙を見逃さずに逆転に成功した。その後は詰将棋の名手とも言われている斎藤八段が力を発揮し、一気に勝利へ。自身にとって2度目の決勝戦進出を決めてみせた。
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