
2021年の世界ユース選手権でライト級金メダルに輝くなどアマチュアで9冠を獲得した堤麗斗が18日、都内の志成ジムで記者会見に臨み、プロ転向を発表した。21日に後楽園ホールでプロテストを受験し、5月ごろにアジアランカークラスとのデビュー戦を予定している。
大物新人がついにプロへの第一歩を踏み出した。やや緊張した面持ちで記者会見に現れた堤は「小さいころからプロの世界チャンピオンになることを夢見ていた。まずはデビュー戦をしっかり勝って『すごいヤツがきた』と思わせたい」と決意を言葉にした。
ボクシング界に「期待のホープ」はたびたび登場するが、その中でも堤は「特A」にランクされる。21日のプロテストは、世界ユース選手権優勝などの実績が考慮されてA級ライセンスでの受験が認められた。A級ライセンスでのプロテスト受験は、過去に2012年ロンドン五輪金メダルの村田諒太、先ごろデビューした21年世界選手権金メダリストの坪井智也(帝拳)の2人しかいない。
特Aランクの大物新人・堤麗斗
