■“良い占い師・悪い占い師”の境界線は
「占い自体は悪ではない」と語るまねまねさん。良い占い師は「相談者の気持ちを楽にしたい」「都合のいいことだけではなく、大切なメッセージを届けたい」「必要なのは答えではなくヒントやきっかけ」と考えているが、悪い占い師は「不安を煽ればもっと搾り取れる」「こいつの人生を自分がコントロールできる」「解決しない問題を小出しにすれば、また来るだろう」とたくらんでいるという。
まねまねさんは、「占いというツールに支配されるのではなく、コントロールできるタイプの人であれば、安心できる距離感で楽しんでいいと思う。悪い占い師は、相談者の頑張りを自分の手柄にする。恋愛で良い結果が出たのは努力による成功体験だが、悪い占い師は『私のおかげ』にしてしまう」と話す。
あえて占いをする場合のアドバイスとして、「聞きたいことを紙に書きだしておく(アバウトな質問はNG)」「相談の内容に合った世代の占い師を選ぶ(恋愛なら人生経験が豊富など)」「鑑定料は30分~1時間で5000円以内の人」「対面占いで(最悪でもリモート占い)」「不安な表現をされたら、すぐに帰る」のポイントを挙げる。
さらに、「占いはカウンセリングとして存在していいと思っているが、現状ではエンタメとして楽しむための取扱説明書があまり浸透していないのでは」との考えを示した。
水無月さんは、占い依存者へのカウンセリングを通した実感を語る。「依存している人に『占いをやめろ』と言うのは酷なことだ。自分と占いが一体化していると、自己否定につながる。ストレスから依存してしまっていたので、さらなる悪循環になる。なので、『やめなくていい。でも、占いより自分の意見を尊重してあげられないか。あなたは占いの上位にある主人公なんだ』と捉えられるようになれば、少しずつ離れていけるのではないか」。(『ABEMA Prime』より)
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