そこで、依頼者にもパワハラを体感してもらうため、竹山探偵はあえて厳しい言葉をぶつけることに。「悪いと思ってる感じが全然見えないんだよね」「もみあげだって長くない?」、さらに「10年以上前、旅行に行った時のこと覚えてる?」との話題が出てくると、依頼者は「Sさんが言ってるみたい……」と困惑の表情を見せる。

 実はこの3時間前、竹山探偵はSさんに当時の状況や心境など、詳しく話を聞いていたのだ。Sさんの話をイヤホンで聞き、それをそのまま依頼者に伝える竹山探偵。『仕事で大阪から名古屋に行く時、寝過ごして新横浜まで行ったでしょ。1人で行く羽目になったけど、社会人としてどうなの?』『小説書いて感想を求めてたけど、クソ忙しいのに超長くて大変だった』。

 依頼者が察したことで、ここでタネ明かし。Sさんが姿を表すと、依頼者は「言われて嫌だと思うようなことをあえて文章にして、ふざけてこれ(Tシャツ)を送ったことをふまえて、申し訳なかったです。すみませんでした」と謝罪した。

Sさんからのまさかの“お返し”