これを受け、番組MCの古舘伊知郎は「“男は働きに行き、女性は子育ても含めて家事全般をやってくれ”“男は外に出ると7人の敵がいる”ということでずっとやってきた。今は明らかに違う時代になっているのに、まだ名残りとしてあるのはどういうことなのか?」と問いかける。
高野氏は「女性が新しいことに柔軟に対応する、自分を変化させて働きたいと思っても、男性経営者がそれを受け入れていない実態がまだ残っている。会社側が変わらないと、女性は受け入れられない」と指摘した。
そんな中、平井は「『女性が活躍せよ』と言われるが、活躍している」と主張。「家庭を守ることだって活躍だし、例えば5人の子どもを育てて、仕事をせず稼ぐ術がなかったとしても、その方は活躍していると思う。なので、『女性、活躍せよ』ではなく、『男性、家庭で活躍せよ』と言いたい」と熱弁した。
合同会社un-Limited School代表の木下山多氏は「僕自身も言われたが、家事や子育てを『手伝うよ』と言っている時点でアウト。“同じぐらいやるのが前提でしょ”というマインドにまず変えていかなければならない。小学校からの教育だったり、ドラマがそうなっていたり、そういう世の中になれば普通になると思う」との見方を示した。
Forbes JAPAN Web編集長で同番組コメンテーターの谷本有香氏は、「結果的に女性の活躍度を見たら、まだできていないんだと思う。また、プラットフォームがないだけで、その仕組みを変えればきっと活躍できるようになる。人事制度や、リモートなど様々な働き方を提示することを含め、土壌を変えていくことだと思う」と語った。
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