別府出身者によると、地元では湯船の周りに腰を下ろして、温泉を汲んで体や頭を洗うのが流儀。そこに腰をかけると邪魔になるし、そもそも地元でそんなトンデモない行為をする人はいないという。

「『お兄さん、別府は初めて?』と聞かれている事自体、すでに山ちゃんは別府温泉で大きなミスを犯しています。別府の温泉にはそれぞれ温泉を愛する主(ヌシ)がいて別府温泉のルールを守らない人はたいがい優しく怒られています」(ABEMA的ニュースショー・別府出身スタッフ)

 観光客が多くさらにインバウンドで別府を訪れる人が増える一方で、この独自ルールをめぐって地元・観光客双方からクレームも増えているという。事実、別府の温泉施設にはこんな張り紙もある。「観光客のみなさんは知らないだけで悪気はありません。 地元の方は優しく教えてあげてください」。

 NPO法人 別府八湯温泉道名人会の花田潤也理事長は「別府ではふちに腰かけるという行為は完全なるNG。観光のお客様が座ってるとこを目撃するが、地元のおいちゃんとかは注意している」と語る。

 さらに、「温泉というのが教育の場所。親子揃って銭湯行って『ふちに腰かけちゃダメだよ〜』とか、地域の皆さんがお子様にお伝えしていって、代々、ルール・マナーが熟成されているのかな」と話した。

最も大切なマナーは「あいさつ」?
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