そんな、別府で代々受け継がれてきた温泉マナー・6つの鉄の掟が「浴槽のふちに座らない」に加え、「かけ湯をして浴槽に入る」「タオルを湯につけない」「髪の毛を湯につけない」などの見覚えあるマナーや、「勝手に加水しない」「あいさつをする」といったものもあるそうだ。
「別府の人って本当熱い温泉に慣れているので、サッと入ってサッと出るっていうのがもう習慣になっちゃっている。いつも慣れ親しんでいる温度から下げられるっていうのがもう『なんじゃこのぬるさ!』みたいな。なので、もし熱くて入れない時は、必ず一声お声がけをするというのが絶対的なルール・マナー」(花田氏)
そして、花田氏によると最も大切なマナーが「あいさつをする」なのだそう。「あいさつをすると、バリアが解ける。地元の人もウェルカムしてくれる。あいさつがあれば多分注意する時もきつく叱るというのは無いと思う。『お兄ちゃん、ちょっとそこね座っちゃダメなんだよ〜』という言い方になると思う。あいさつが無くていきなり座っていたら、『おいそんなとこ座ったらダメだよ!別府のルールだよ』みたいな。口調が荒めになっちゃう可能性もある」。
花田さんによると、これだけ温泉に熱くなるのも、別府の地元民の温泉愛が強いからとのことだ。「今の言葉でいうと“サブスク“。組合員という形をとっていて、月額でいくら払ったら、入りたい放題。安いところだと(ひと月)600円。600円で入りたい放題。そうなるともう、自分とこのお風呂とか使わない。僕はガスを切った。必要ないので。契約を切りましてガス代0円」「旅の醍醐味というのは別府でいうとこの温泉というよりも“風呂文化”。これが観光のお客様が味わうことができるというのが別府の強みだなと思っている」。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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