【ブンデスリーガ】ドルトムント 3- 1マインツ(日本時間3月31日/ジグナル・イドゥナ・パルク)
屈強なブンデスリーガの猛者たちを相手に、まさに無双していた。マインツに所属するMF佐野海舟が、自陣でのカウンターから約60mを爆走。圧巻のワンシーンが話題となっている。
代表ウィーク明けにマインツは、ブンデスリーガ第27節でドルトムントと対戦。1-3で敗れたものの、フル出場した佐野は攻守で存在感を放った。
とりわけ圧巻だったのが、61分のワンシーンだ。ドルトムントのMFパスカル・グロスの右足シュートを、マインツのDFモリッツ・イェンツがスライディングでクリア。このボールを自陣中央で回収したのが佐野だ。
そこからドリブルをスタートすると、まずは5mくらいの位置で相手DFヤン・コウトに左から寄せられるも強引に振り切って加速。20mくらいの場所でさらにスピードアップすると、今度はMFサリフ・エズジャンの追走を、ボールを持っているにも関わらずスピードで振り切る。相手が手を伸ばしてファウル覚悟で倒そうとしているものの、佐野はお構いなしで加速した。
そして、60mほど進んでペナルティーエリア前に到達したところで、最後はDFバルデマール・アントンに左から激しく当たられると、倒れながらも右のFWヨナタン・ブルカートへとラストパス。ブルカートはフィニッシュには持ち込めなかったものの、佐野が独力で決定機を演出してみせた。
この圧倒的なプレーにはファンも大興奮。SNSでは「今日も今日とて佐野海舟が無双している」「佐野海舟がエグすぎる」「佐野海舟まじでうまい」「レベルが違いすぎる」「佐野海舟は化け物すぎる」と驚きと称賛の声で溢れた。
さらに、ドルトムントのファンも反応。「佐野海舟マジでブンデスリーガからお引き取り頂くかドルトムントに来るかどちらかにして下さいな」「佐野海舟はマジですごいな。ちょっとレベルが違う。めっちゃスピードあるし、体も強い」「佐野海舟さん運びがドルトムント時代のギュンドアンなんよ」「佐野海舟くれ」など、獲得を望むようなコメントが出ていた。
佐野は欧州移籍1年目ながら、ここまで全試合スタメンとマインツの主力に成長。デュエル勝利(293回)はリーグ5位、走行距離(314.5km)がリーグ2位、高強度走行(2196回)がリーグ3位など、スタッツ的にもブンデスリーガ屈指の数字を残している。
(ABEMA/ブンデスリーガ)