【NASCAR】Cook Out 400/マーティンズビル・スピードウェイ(日本時間3月31日)
アメリカの人気ナンバーワンレース、NASCAR(ナスカー)の第7戦「クック・アウト400」が開催された。レース途中、走行不能となったマシンを移動しにきたレッカー車が思いもよらない方法を取ったことで視聴者を驚かせた。
レースは中盤の122周目に、突然映像が切り替わると、50号車のバート・マイヤーズのマシンがコース途中で失速している姿が映し出された。実況が「イエローが出ました! 完全にスローダウンしています」と語り、他のマシンはマイヤーズのマシンの外側を次々と追い抜いていく。
ゆるゆると走り続けていたマイヤーズの乗るシボレーだったが、バックストレートの手前で完全停止してしまう。解説のジャック・アマノ氏によれば、「(停車の原因は)ギアボックスかなんかですかね。もう動けないようです」とのこと。
こうなると、他のレースと同様、通常はオフィシャルのレッカー車が来て、動けないマシンを固定し、持ち上げたり吊り上げたりして牽引していく。だが、ここに現れたフォードのピックアップ型レッカー車は、なんとシボレーのマシンを引っ張るのではなく、そのまま後方から押し出した。バンパーをゴツゴツとぶつけながらもゆっくり押して路肩を走行していく、箱型のストックカーならではの珍風景だ。
なお、今回のレースがNASCAR最高カテゴリーであるカップシリーズのデビュー戦となった49歳のバート・マイヤーズだったが、レースはフォードのトラックおかげもあって、なんとか最後まで走り切ってフィニッシュしている。
引っ張る(牽引)と思いきや押してあげる、シボレーとフォードの珍コラボに、視聴者コメントも、「押してあげるのOKなのかw」「よいしょ よいしょ」「これ力技だよなあ」「初めてみたわw」「けん引の逆w」など、沸いていた。
(ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)
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