この発言の背景について、「(第三者委員会が提出した)報告書の中身を議論することも重要だ。ただ、あくまで出発点であり、そこから何をするかがフジテレビに限らず、我々の業界全体に求められている。そのひとつの焦点が、『人権やコンプライアンスが大事です』ということを、お題目的に繰り返すのではなく、『何をすれば実現できるのか?』が問われている。フジテレビも旧ジャニーズ問題の際、人権コンプライアンス意識の向上を掲げていたが、問題が起きた。被害者女性が業務の延長線上だと捉えた背景には、フジテレビ社内にそのような文化があるからだ。『では、その文化を変えていくにはどうすればいいか?』が今議論になっている」。
その上で、「例えば、文化の象徴的なものが女性アナウンサー。昔は女子アナと言われていたが、この構造を変えていかない限り、非常に空虚だというところが発言の背景だ」と説明した。
■「女性は20、30代で椅子取りゲームのような競争」「40、50代になったら自動的に脱落」
