「はらわたが煮えくり返るような怒りが、いま私をここに立たせています」。3月26日、福岡市議会の本会議で当選1回の若手、坂口よしまさ市議が会議場での「居眠り」を痛烈に批判した。
一体何があったのか。本人に話を聞くと坂口氏は、「(議会の傍聴に)お子さんと一緒に来られた保護者の方からメールが届いて『寝ている議員が多すぎて』と。子どもがそれを見つけて『なんで寝てるの?』と不思議そうに数えていたと。『なんとかしないといけない』という思いがずっとあって、2年間活動しながら変わらなかったので今回、討論という場を使ってやらせていただいた」と経緯を明かした。
坂口市議が議会で「大前提として多くの方が真剣に参加している」としたうえで、「もしも病気や薬の影響なのでやむなく意識を失っている方がいらっしゃる場合は、どうかご無理をなさらずお休みいただきたい。そうではなく単に眠気に負けたり、集中力を欠いたりすることで居眠りをしているのであれば、この場を借りてはっきりと物申したい。一般会計だけでも1兆1000億円を超える、福岡市の予算案の審議は、そんなに軽いものでしょうか」と自身の考えを述べている。
“居眠り”痛烈批判のワケ
