群馬のサーブで始まったシーンで、金田修佳のレシーブは自チームのベンチ方向へと流れてしまう。すると、セッター・濱田真友が一目散に走って右手ワンハンドで拾う好プレー。しかし、滑り込んだ勢いそのままに看板に直撃しそうになってしまう。

 なんと、その先で濱田の体を支えたのが吉田啓佑コーチだった。河本昭義監督の右腕であるコーチは、よく見ると、濱田がコート外へ走り始めた瞬間にはすでに椅子から立ち上がって、サポートする動きに動いていた。一瞬の判断とアクションで、司令塔を救ったのだ。

 吉田コーチにピタリと体を支えられた濱田は、倒れ込むことなくすぐに向き直ってコートへ戻ると、定位置のライトへ。そしてブロックを繋いでみせた。さらにラリーが続くと、マイボールで今度はライトからレフトへピンポイントのトスを上げて金田のスパイクをお膳立て。これが相手に拾われて自コートに戻ってくると、再度、金田へトス。このスパイクがブロックアウトとなり、一連の好プレーを自チームの得点へと繋げてみせた。

 司令塔のハイパフォーマンスもあり第2セットの接戦を制すと、その後3セットを連取して、岡山は群馬に3-1で勝利。連敗を4で止める重要なゲームとなった。

ABEMA de J SPORTS/SVリーグ

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【映像】咄嗟に選手を守るコーチ 実際の様子
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