なぜ今急に増えてきた?
川崎理事は「(百日せきは)もともと通年いた。百日せきは子どもが打つ(ワクチンの)中に百日せきのワクチンが入っており、みなさんが打つようになってきて減ってきていた。子どものときに(ワクチンを)打ってそれ以降打たないので大人はかかることがある。大人は『典型的な百日せき』といったせきをしないので百日せきと気づかずにあちこち(菌を)ばらまいていることも。コロナがあり、3、4年間はマスクをしていたがほとんどがせきからうつる。マスクを外すようになってきてインフルエンザも今年も流行ったりした。同じように百日せきが流行っている」と解説した。
流行するシーズンについては「秋から冬にかけてが多いが今回の流行は去年の冬に入るぐらいからになっている」と述べた。
検査キットについては「感度が少し悪く、百日せき以外も引っかけてしまうところがある。だから百日せきだと言い切るにはなかなか難しい。陽性が出れば百日せきということで治療しておいて、その間にしっかりとした検査を」とアドバイスした。
実際にかかってしまった場合の治療法については「抗菌薬」を使うという。
感染対策は?
