試合が大きく動いたのは第6エンドだ。第3エンドと逆の形で、藤澤の1投目までにハウス内にはロコの赤石はなかったが、藤澤は1投目でカムアラウンドを決め、田畑がそれを触りに行くが出し切れず。藤澤は中央にドローを沈め。この試合初の複数得点を記録した。

 しかし、シーソーゲームは続く。第7エンドは後攻の北海道銀行のカムアラウンドが冴えた。セカンド山本冴、サード仁平美来、田畑がセンター線を制すショットを投げて2点。三たび同点とした。

 迎えた最終第8エンド、勝ち筋を求めて粘り強くセンター戦を挑む北海道銀行。ラストロックまでになんとかセンターガードとNo.1ストーンを配置すると、No.1を狙った藤澤のラストロックはハウス手前で曲がってしまいガードに干渉し万事休す。今季主要大会でロコ・ソラーレに負けなしの成績を収めていた北海道銀行がスチールで7-5とし、逆転勝ちを収めた。

 試合後のインタビューではセカンドの鈴木夕湖が「(ストーンが)曲がりすぎているミスが多くて、同じミスを繰り返してしまった」と課題を挙げながらも「その日のアイスに合わせられるようにコミュニケーションをとってショットを決めていきたい」コメント。2敗からの巻き返しを誓った。第3戦は10日21時からチーム・ギム(Gim)と対戦予定だ。

ABEMA『SPORTSチャンネル』)

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