また2ちゃんねる創設者のひろゆき氏は、Grokについて「おもしろ機能としては全然あり」と表現。「そこまで大きな間違いもしないので、まあまあ便利だとは思うが、答えは両論併記で、どっちも正しいようなことを答えがち」とし、さらにファクトチェック機能としての使い方としては「結構、微妙。Grokへの問いかけの仕方で、ある程度Grokの答えをコントロールできる部分がある。要はインフルエンサーに何か反対する意見をGrokに書かせたいと思うと、そうできるところがある。それを見た人が『Grokがそう書いているんだから』と、インフルエンサーが間違っているみたいになるので、Grokをそこまで信用できないとわかった上で使わないといけない」と、恣意的にGrokの回答を導き出せる部分があると指摘した。
一例として、ひろゆき氏は「たとえば新型コロナワクチンで亡くなった人が何人いるか。厚生労働省では、打った後に亡くなった人でも、それは打った1カ月後に末期ガンなどで亡くなった人も含んだ報告例として、2000人というのがある。これをGrokに『50文字以内で返して』と聞くと『コロナワクチンで死んだ報告例は2000人』とか出す」と語る。「これだけ見たらGrokは(他の要因を含まず)コロナワクチンを打って2000人が死んだと書いてしまっているし、これがファクトになってしまい、誘導もできてしまう。それっぽいのを書くのが基本的なAIの作り方で、基本はファクトチェックとして使うのもダメだし、意見もいくらでも誘導できるから、眉につばをつけて見なきゃいけないものだ」とした。
■専門家「生成AIは超優秀な知ったかぶり」
