■吉村府知事が見解「総とっかえして、その先は……」
そうした石丸氏の話について見解を求められた、日本維新の会/大阪維新の会の代表で大阪府知事の吉村洋文氏。「都議会議員が何をしているか、ほとんどの人が知らないと思う。ただ、都議会は大きな権力を持っているわけで、そこの入れ替えの話なんだろうと。今の議会は、本当に古い人たちが自分たちの席に座るために、そして1000〜2000万円という大きな給料と、既得権がめちゃくちゃある。そこを一掃するために、石丸さんはシステムを考えているんだと思う」との見方を示す。
また、「石丸さんがなぜ都議会を変えたがっているか。興味がなかったら、変えたいとは思わないはずだ。石丸さんは市長経験もあるから、議会がどういうものかをわかっている。総とっかえして、その先は……」と、含みを持たせた。
石丸氏は「確信にはあえて触れずに少し見解を」と切り出すと、「三国志の曹操も晩年に後継で悩んだが、経営者の皆さんも同じお悩みをお持ちだと思う。自分自身もそうで、いかにスムーズに後の世代につなぐかが大事なテーマだ。己を知り、足るを知りたい。それが1つしかない極意で、大事にしようと思っていること。自分の範囲でせっせと頑張ってみたい」と語った。
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