【グランドスラム オブ カーリング】ロコ・ソラーレ 3ー6 Team Hasselborg(日本時間4月11日/カナダ)
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新たなスタイルを模索し、試行錯誤を重ねたロコ・ソラーレの今シーズンが幕を閉じた。
カーリング世界最高峰のツアー大会、グランドスラム オブ カーリングのプレーヤーズ・チャンピオンシップでロコ・ソラーレは、世界ランク3位の強豪Team Hasselborgに第7エンド途中でコンシードし敗れた。今大会は2連敗でスタートし、韓国のTeam Gimに初勝利をあげたものの1勝4敗。今季“グランドスラム”全5大会のラストで初の予選敗退となった。一方、4大会で予選突破という成績も残し、今年9月の五輪日本代表決定戦に挑む。
序盤からストーンの曲がりが予測しにくいアイスコンディションで行われたこの試合、1-0とロコ・ソラーレがリードして迎えた第3エンドだった。スキップの藤澤五月が投じたラストショットは想定より曲がらず、ガードストーンをうまく置くことができなかった。直後、相手スキップのハッセルボリが見事なショットを決め、一挙3点を奪われ逆転を許してしまう。
2-4と2点差で迎えた第6エンド。複数得点が欲しいロコ・ソラーレだったが、スキップの藤澤は2投ともに決めきれず、ここで逆に相手に2点を奪われる厳しい展開に。最後第7エンドで1点を取り返したものの、ロコ・ソラーレはここでコンシードを選択。予選敗退となった。
ロコ・ソラーレの4人は試合後、ABEMAのインタビューに応じ一様に課題を口にし、なかでも吉田知那美は「日本選手権以降、次に取り組んでいるのはもう一つ上の段階で勝つところ」と言及した通り、新しいトライを続け試行錯誤を繰り返したシーズンだった。藤澤は「グランドスラムで予選を突破する安定性は自分たちが積み上げてきたもの。自分たちの課題、そして今取り組んでいることを来シーズン、9月にある日本代表決定戦に向けて、いい準備をして切り替えてやっていきたい」と語った。
このほか日本勢では北海道銀行も予選敗退となったが、フォルティウスが日本時間12日朝の試合で勝利し、3勝2敗で決勝トーナメント進出。同13日0時30分開始の試合で世界ランク1位のチーム ホーマンと対戦し、準決勝進出&ベスト4入りを目指す。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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