それはガンダムでも成し得なかった殊勲の一発だった。アニメ「機動戦士ガンダム」第29話では、モビルスーツを前に、ただの小型戦闘機で挑んだ男の姿が描かれた。シャア・アズナブル(CV:池田秀一)を退ける奇跡とも思える一撃は、想いが引き寄せた必然の一撃でもあった。
地球連邦軍の本拠地・南米ジャブローに到達したホワイトベースは、修理と整備を受けていた。その現場を指揮していたのが、先の戦いで命を落としたマチルダ・アジャンの婚約者でもあるウッディ・マルデン大尉(CV:田中秀幸)。
一方そのころ、ホワイトベースを追跡していたシャア率いるマッド・アングラー隊が、偶然にもジャブロー基地の出入口を発見。これがきっかけとなり、ジオン公国軍による総攻撃が引き起こされることになる。
この事態を知ったウッディは即座に作業を中断。作業員を防衛に回す指示を出すと、自らも戦闘用の小型ホバークラフト「ファンファン」に乗り込んだ。アムロ・レイ(CV:古谷徹)もガンダムで出撃し、ファンファンを発見すると、「ホバークラフトは無理です!下がってください!」と警告。さらに、搭乗者がウッディだと気づいたアムロは、シールドを構えて進路を阻もうとする。だがウッディはそれを振り切り、なおも前進を続けた。
シャアが一瞬背を向けたその瞬間…日本語
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