シャアといえば、執着心の男である。アニメ「機動戦士ガンダム」第31話では、そんなシャア・アズナブル(CV:池田秀一)の“妹セイラ”への強烈な執着が、改めて浮き彫りになる印象的なワンシーンが描かれている。
【映像】なぜかコミカルなお兄ちゃん目線のセイラ(17分39秒ごろ~)
物語は、ホワイトベースがジャブローを発ち、地球連邦軍の正規軍、第13独立部隊として宇宙へ戻るところから始まる。一方、シャアは彼らを追うべく、旗艦ザンジバルで急行。追撃の途中、ホワイトベースの熟練した戦闘スタイルを見て、ふと妹の存在を思い出す。
「聡明で、戦争を人一倍嫌っていたはずのアルテイシアが……再び宇宙戦艦に乗りこむなどあり得んな」――シャアはホワイトベースへの砲撃準備が整った瞬間、誰にともなくつぶやいた。
「アルテイシア、乗っていないだろうな……」妹を気遣うその言葉の直後、シャアの脳内にアルテイシアの記憶がフラッシュバックする。そこに現れたのは、笑顔で手をふりながら走り寄ってくる幼少期のセイラだった。
しかも“ボヨヨーン”という謎の効果音まで添えられており、緊張感に包まれた戦場とはあまりに不釣り合いな、どこか笑ってしまうような演出となっていた。
回想の中のセイラは、まるで…日本語
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