控室ならではの表情と、話言葉がキャッチされた。全国を8つのブロックに分け、エリア対抗の形式で行われる団体戦「ABEMA地域対抗戦2025 inspired by 羽生善治」の準決勝第2試合、中部 対 関西Aが4月12日に放送された。中部の控室では、藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)がメンバーとともに対局に注目。「穴熊堅いっすからねぇ~」「さすがですなぁ~」と楽しそうに観戦する様子に、ファンは興味津々となっていた。
藤井竜王・名人による大逆転劇のほか、名局が多数生まれることとなった準決勝第2試合。シーソーゲームが繰り広げられ、中部の4勝3敗で第8局を迎えることとなった。中部からはこれまでに2勝を挙げた好調の青嶋未来七段(30)、関西Aからは佐藤康光九段(55)が出陣し、運命の一戦へと向かった。
相穴熊となった本局に控室の藤井竜王・名人も注目。扇子をクルクルと回しながら、「そっか~、でもやっぱり、先手(佐藤九段)がちょっと、堅いっすからね~」と語り、なんとも楽しそうな表情を見せていた。青嶋七段から仕掛けていったものの、難しい中盤戦では形勢が拮抗。終盤、青嶋七段にとっては待望となる攻めが刺さり優勢を築くことに成功した。
見応え十分の相穴熊の攻防戦に、藤井竜王・名人は「6三銀がいるから7五が筋なんだ!さすがですなぁ~」と感心しきりの様子。仲間とともに目を輝かせながら検討する様子に、「そうたニッコニコ」「さすがですいただきました」「聡太氏めっちゃ楽しそう」「楽しそう」「聡太のお褒めの言葉でた」「べた褒め」「控室いいわあ」とファンからも多数の声が上がっていた。
「分らんけど(笑)」憎めない杉本八段の反応