冷静沈着で常に一歩先を読み、戦場で感情を乱すことのない男……それが「赤い彗星」シャア・アズナブル(CV:池田秀一)のイメージだろう。だが、アニメ「機動戦士ガンダム」第41話では、そんな彼のイメージが変わる、たった1度の瞬間が描かれていた。
【映像】TV版だけでしか見られないシャアの感情爆発(18分29秒ごろ~)
「星一号作戦」が発動され、ホワイトベースを含む地球連邦軍とキシリア・ザビ率いるジオン公国軍艦隊が激突。戦闘はやがてモビルスーツ戦へと移行し、アムロ・レイ(CV:古谷徹)のガンダムはララァ・スン(CV:潘恵子)のエルメスと対峙する。
戦いの中でアムロとララァの間には、ニュータイプ同士ならではの精神的な対話が生まれ始めていた。2人は言葉を超えた共感の中で、理解し合えるかもしれないという領域にまで達しかけていた。
しかし、そんなやりとりを見ていたシャアは「ヤツとの戯言はやめろ!」と割って入り、ララァを現実の戦場に引き戻す。その後、シャアは「私はガンダムを討ちたい。私を導いてくれ!」とララァに懇願し、彼女はそれを受け入れる。だが、この判断が悲劇の連鎖の始まりだった。
混戦の中、シャアはGファイターを叩き斬ろうとするが、ララァの「大佐!いけない!」という声で手を止める。パイロットが妹セイラ・マスだと、この瞬間にようやく気づくのだ。そして、その隙を突くようにアムロがシャアのゲルググに迫り、ビームサーベルで右腕を切り落とす。とどめを刺されるその瞬間、ララァがシャアをかばって飛び込んだ。
ララァの死に感情を爆発させるシャア日本語
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