■「個室の数とマナーの問題を一緒にすると解決まで行き着かない」

どうすれば解消?
拡大する

 技術革新によって、トイレは“DX”で緩和できるのか。現在TOTOがスマートフォンやサイネージでトイレの空き状況を確認できる「空き状況表示サービス」を、LIXIL・AMDlab・高木秀太事務所が「トイレ空間混雑予測シミュレーション」で効果を検証・考察するといった試みを行っている。

 エンジニアで起業家、作家の安野貴博氏は「何階のトイレは空いているという情報提供は始まっている。代々木公園の仮設トイレでも、『今このトイレは空いている』と伝える仕組みはできるようになる」と話す。

 ジャーナリストの堀潤氏は「男性・女性に関わらず、一定の滞在時間を超えたら、個室のパトランプを回してほしい。新幹線でも耐えに耐えているとき、コンコンして出てきたら『おい、お前』とか言われるかもと思うと、ノックをためらう」とコメント。

 小林氏は「個室の数と、マナーの問題を一緒にすると、なかなか解決まで行き着かない」と考えている。解決に向けて、「NEXCO中日本は、定常的に便器の利用者数を調べている。ピーク時も普通のときも、どんな利用者が、何人来ているか把握していれば、柔軟に計画できる」と述べた。

(『ABEMA Prime』より)

この記事の画像一覧
数&手間どう考える?男女の境を動かすも一案?「女性トイレの行列」をどう解消?
数&手間どう考える?男女の境を動かすも一案?「女性トイレの行列」をどう解消?
この記事の写真をみる(4枚)