岡山・田口絢佳がサーブの機会を得ると、彼女は多くの選手が行うジャンプサーブではなく、両足をコートにつけた状況からのフローターサーブで相手のリベロを狙った。
ネットのスレスレではなく、高い位置を通過したボールは、相手コート後方で揺れ動くような変化を見せて落下。群馬のリベロ・門田湖都も予測しきれない様子で、彼女の左側に変化するボールでミスを誘った。さらに、田口は2球続けてフローターサーブを繰り出す。
この1球も直前とほぼ同じような軌道を描いたものの、やはり変化や距離感をつかむことが難しいのか、リベロ・門田もお手上げといった様子で触ることが精一杯だった。
このシーンについて実況は「以前、岡山シーガルズ戦を解説していただいた狩野舞子さんも話をしていたのですが、今ジャンプサーブを打つ選手が多い中で、ジャンプをしないフローターサーブは受けにくいと話していました」と、田口のサーブの特異性を説明した。
2連続でのサービスエースとなった田口の活躍もあって、岡山シーガルズが最終節をセットカウント3-0のストレート勝利。14チーム中11位でレギュラーシーズンを終えた。(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)
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