4月15日より順次放送中のアニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」第2話では、思わぬタイミングでファンが心を撃ち抜かれる瞬間があった。それはまだ物語が始まって間もなくのこと。サブタイトルが表示される画面で鳴り響いた、“てててーん、てててん!”というSE音だ。
この音に、思わず「おっ!」と膝を乗り出したファンは多かっただろう。なぜならこの音は、まさしく1979年に放送された初代アニメ「機動戦士ガンダム」のサブタイトル演出で使われていた音とまったく同じものだからだ。
しかも、BGMが流れるわけでもなく“音のみ”で一瞬場が静まるそのタイミングも含めて、完璧なほどに“ファーストガンダムオマージュ”。文字フォントこそ現代風にアップデートされているが、耳だけは確実に1979年のあの頃に戻される。
これはもはやSE音というより、瞬間転送装置である。「白いガンダム」という最新作のサブタイトルが表示されているにもかかわらず、そこに流れるのは46年前とまったく同じ“あの音”。そのギャップが「おっさんホイホイ」としての威力を最大限に引き出している。
ガンダムシリーズでは、これまでも歴代の作品の音を随所に取り入れてきた。モビルスーツの駆動音やビームライフルの発射音など、耳になじんだ“ガンダムの音”は、視覚情報よりも先に記憶を刺激する。そして今回のサブタイトルコール時も、瞬時に「これはガンダムだ」と確信させてくれる説得力を放っていた。
もちろん、初代ガンダムを知らない世代にとっては何気ない効果音かもしれない。だが、長年ガンダムとともに生きてきたファンにとっては、あの「てててーん、てててん!」だけで、「ガンダムに帰ってきた」感覚が押し寄せてくるのだ。
“あの音”の瞬間にネットの反応は日本語
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