昨年のレッスルマニアまでイヨは悪のユニット“ダメージCTRL”で出場。しかし今年はベビーターンを経て、“大ブーイングを大歓声に変えて”の出場となる。フェイスターンについてイヨは「きっかけはない(笑)」と答えた。

「ダメージCTRLは悪だった。もちろんベイリーを追放して…悪いですよね。それが徐々にユニバースからの声援が徐々に増えて行って、気づいたら“ベビーフェイス”に。少しずつファンの指示を受けていった結果、そちらに動いていったという感じです」

 今ではアメリカを出て海外の行く先々で「イヨ・チャント」が巻き起こる人気ぶりだが、「ビックリです。そこまで(の人気)とは思っていなかったので…明確にベビーフェイスです(笑)。悪を捨てましたという描写が無かった中で、こんなにイヨと言ってもらえるのは驚きでした」とイヨ。世界各国でこれだけ多くの支持を集めることについて「女子代表、日本代表というのもあるけど、アジア代表というのを心に持っている。何より(自分自身が)試合を楽しんでいるところがある。WWEが好きで見に来ている。WWEが楽しいから来ている。『私もそれを楽しい』と見せれば、一緒に盛り上がってくれると感じている。ヒールだとそれが表現しづらかったが、いまは本当に心からナチュラルにやっている感じです」と笑顔を見せる。

 昨年のレッスルマニアではシングルで因縁のベイリーと激突。そして今年はビアンカ・ベレア、リア・リプリーという2大巨頭。2年続けて女子のトップと闘うことについては「物凄い注目カード。もちろん昨年もですが、今年はトリプルスレットになっているところも変化がある。“悪と善”だけじゃない違う戦いになってくるので、面白さと難しさが入り混じっている」と展望を語る一方で「そのリア・リプリーからタイトルを奪いウィメンズ・ワールドチャンピオンに輝いた。あの最強のリア・リプリーが負けるわけないと思っているところをひっくり返した。この最高の舞台で、楽しさとビックリを届けるために全力を尽くします」と並々ならぬ意気込みも。

予測不能なレッスルマニアを楽しむには

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