八代亜紀さんのヌード写真が封入されたCDが発売され、本人の尊厳や死後の権利をめぐる議論が巻き起こっている。SNS上では抗議の声が高まり、事務所も強く反発している中、法的にはどこまで権利が守られるのかが問われている。
CDには八代亜紀さんが20代の頃に撮影されたフルヌード写真2枚が封入されており、鹿児島県のレコード会社ニューセンチュリーレコードが発売を計画していた。しかし、発売計画が公表されるや否や、SNS上で「八代亜紀さんの尊厳を守れ」といった抗議が殺到し、事務所は公式ホームページで「極めて不愉快な出来事」「絶対に許すことはできない」とした上で、あらゆる法的手段を取る意向を表明した。
一方で、ニューセンチュリーレコード側は「八代亜紀に関するすべての権利を購入して売買契約を結んでいる」「権利者に対して何かを言われる筋合いはない」と主張して予定通りCDを発売する構えを崩していない。しかし取材によれば、タワーレコードなど主だった音楽販売業者が取り扱いを中止するなど、波紋が広がっている。

