試合が動いたのは第2ラウンド残り2分、ギアを上げた京谷の左ストレートが炸裂し、翼が前のめりにダウン。その後も京谷の猛攻が続いたが、翼はなんとかこのラウンドをしのいでみせた。
すると、迎えた最終第3ラウンドにドラマが。翼が強引に圧力を強めて左ストレートで京谷をぐらつかせると、そのままコーナーへ追い込んでいく。京谷も飛びヒザで懸命に応戦するが、翼のフルスイングの左ストレートが顎を直撃。京谷はポストに串刺しとなり、ずるずるとマットに崩れ落ちた。
カウント8でゴングが要求されると、大逆転KOに場内は騒然。リングサイドで出番を待っていたラウンドガールも「え、やばっ」といった様子で口に手を当て、互いに顔を見合わせて大興奮。激戦を物語る“素”のリアクションに対して、「出番ですよ」「気持ちはわかる」といったツッコミや共感の声が寄せられた。
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