その後、2019年4月末に左乳房を摘出し、隠しながら治療をした。5月の退院後すぐには、委員会で安倍総理に質問をぶつけていたという。「ゴールデンウィークはみんなと一緒に休んだけど、党の幹部くらいにしか言ってなかったので、退院したらすぐに委員会が待ってる。次の日には内閣委員会、その次の日に安倍総理に質問していた。みんな知らないから普通に過ごしていた。でも、やっぱりしんどかった。もう手は上がらないし、
筋肉丸ごと取るんで、力が入らないし、私このまま本当に続けていけるかな…って悩みながらやっていた」
政治家は自身の病気について、言いにくいものなのか。矢田氏は、「いろんな人に相談したけど、それはやっぱり言わない方がいい。『病気だったらやっていけるのか?』って有権者も心配になるし、よくないからもう隠しといてくださいということだった」と振り返った。
ただ、今はがん患者も闘病しながら働く時代。誰がいつ病気になるかもわからない。しかし、「誰もがみんな抱えてるリスクだから、それを包摂しながら助け合えるような社会になればいい。国会の中こそがオールド的な慣習が残ってるので、変えていきたいなってすごく思っていた」と語った。
(『ABEMAヒルズ』より)

