純粋かつ感情の起伏が激しいうえ、さらに並々ならぬ勝利への強い欲求を持つC・ロナウドは若い頃、重要な試合に敗れたり酷いタックルを受けたりすると涙を流し、「クライベイビー(泣き虫、赤ちゃんの意味)」と呼ばれていた。年齢を重ねるごとにその機会は減っていったが、最近も2022年カタール・ワールドカップやEURO2024で再び泣いていた。2023年にサウジアラビアに渡って以降、クラブレベルにおける最大の目標はACLE優勝だったはず。その夢が散って感情がいつも以上に昂ったのだろうか。
このワンシーンにはサッカーファンたちも反応。SNSでは「ロナウドを泣かしたぞ!フロンターレ!」「ロナウド本気で悔しそうなのかっこいいな敵ながらあっぱれ」「ロナウドにそんな表情させる日が来るとは」「ロナウドちょっと泣いてる」「フロンターレはクリロナ泣かせた初のJリーグチーム?」「クリロナめっちゃ悔しそう…」「ロナウドの涙を見るのはすごく辛い」「敗北を受け入れられないクリロナ」「ロナウドの涙に感動しました」など大きな話題となった。
また、試合後のスタジアムでは、川崎出身の女性スリーピースバンド『SHISHAMO』のヒット曲「明日も」(川崎Fの試合観戦体験を元に制作され、クラブチャントでも使われる)が流れていたため、「ロナウドの涙にガンガンかかるSHISHAMOカオスすぎる」「涙のロナウドと明日もとかいう不思議な空間@サウジアラビア」「ロナウドの涙にJPopの曲とはシュールだな」などの声も出ていた。
C・ロナウドが40歳になってもとにかくゴールと勝利と追い求め、アジア制覇にどれだけ強い思いを抱いていたかが伝わってくるワンシーンだった。
(ABEMA de DAZN/AFCチャンピオンズリーグ・エリート)




