STINGS愛知は、2セット連取から第3セットを奪い返されたものの、第4セットは一時24-21と、マッチポイントを迎えた。しかし、そこからサントリーの反撃に遭うと、24-24のタイスコアに持ち込まれてしまう。そのまま相手に流れを持っていかれそうな場面で、チームを救うプレーを披露したのがリカルド・ルカレッリ・ソウザだった。

 サントリーのサーブを受けると、セッター・関田誠大から上げられたトスに、レフトで猛烈な勢いで踏み込んだルカレッリだったが、次の瞬間、空中で勢いを殺してフェイント。相手コートにふわりとしたボールを落としてみせたのだ。対峙したサントリーは、ドミトリー・ムセルスキー、髙橋藍、そしてリベロ・藤中颯志がダイビングで飛び込んだものの、そのいずれも届かない絶妙な位置に落ちて、STINGS愛知が再び25-24とリードした。

 この場面にはABEMAの中継も熱狂。実況・竹内義貴氏が「サンバーズの勢いを削ぐようなフェイント鮮やか」と伝えると、解説・福澤達哉氏も「ここでフェイントできるのスゴイ」と同調。さらにタレントで日本バレーボール協会評議員であり、芸能界バレー部『KANORA JAPAN』にも所属する平野ノラも「フェイントします?あそこで。ちょっと…」と声を失っていた。

 さらには、ABEMAで試合を見守ったファンも「まじ?」「うおーすごい」「強心臓すぎる」「冷静」「上手い!」「やっば笑笑笑」「ここでフェイントうますぎ」「ルカ様!」「ルカ様うまーーーい!」と、ブラジル代表が見せた技ありアタックに興奮していた。

 ただし、試合はその後、サントリーにこのセットを30-32で奪われ、さらに第5セットも24-26で上回られ、逆転を許してゲームセット。STINGS愛知は、SVリーグ初代王者を掴み取るために、5日の第2戦で絶対に負けられない戦いに臨むことになった。
(ABEMA de J SPORTS/SVリーグ)

【映像】平野ノラも絶句した“超絶”フェイント
【映像】平野ノラも絶句した“超絶”フェイント
男子バレーで“天国から地獄”の劇的チャレンジ 「泣いていい?」「足の震えが止まらない」
男子バレーで“天国から地獄”の劇的チャレンジ 「泣いていい?」「足の震えが止まらない」