【映像】鋭い裏抜けからのジャンピングヒール
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【明治安田J1リーグ】ヴィッセル神戸 2ー0 ファジアーノ岡山(5月3日/ノエビアスタジアム神戸)

【映像】鋭い裏抜けからのジャンピングヒール

 ヴィッセル神戸のFW佐々木大樹が鋭い裏抜けからジャンピングヒールで先制点をアシスト。オシャレなチャンスメイクでファンを魅了した。

 神戸はJ1リーグ第14節でファジアーノ岡山と対戦。両チームは1966年に創部された川崎製鉄水島製鉄所のサッカー部を起源とし、今回J1で初めて相対することになった。互いのプライドが激突した試合は、神戸が後半に2得点を奪って2ー0で勝利。J1連覇の経験がある“先輩”が意地を見せ、リーグ戦4連勝を達成した。

 ゴールレスで迎えた51分、生え抜きのFWがスタジアムに駆けつけた今季最多25,596人の観客の注目を集めた。

 神戸が右サイドでDF酒井豪徳、MF扇原貴宏、FWエリキがテンポよくパスを繋いで岡山の選手の視線を集め、DF酒井が左足で前方に浮き玉のスルーパスを送った。攻撃のリズムに緩急をつける形で出されたボールに反応したのは、最前線で先発した佐々木だ。背番号13はキレのある動き出しで岡山のDF立田悠悟の背後を取り、岡山のディフェンスラインの裏でボールレシーブに成功。すると、次の瞬間だった。佐々木は走りながら軽くジャンプし、右足のかかとを使って丁寧にボールを落としたのだ。これが懸命に戻る岡山DFの動きの逆を突くラストパスになってMF宮代大聖に通り、先制点が生まれた。

 ゴール後に佐々木の裏抜けがオフサイドだったかどうかVARで確認されたが、ゴールは認められた。1点のリードが確実なものになったことを受け、佐々木は両手を叩いてチームメイトを鼓舞していた。

 テクニカルなアシストにSNSでは「大樹くんアシストからの大聖くんゴール」「大樹ヒール上手すぎ!大聖もさすがのシュート!」「大樹うまかったなー!」「大樹の落とし上手すぎw」「大樹の落としうまぁ」「大樹オシャレすぎ」「いや今の完璧すぎた!高徳、大樹、宮代ほんまナイスゴール!」「大樹のみごとな落とし」「大樹、ナイス落としだわ」「大樹もナイス飛び出しからの落とし!!」「大樹、ギリギリオフサイド回避してた!」と歓喜している。

 見事なチャンスメイクを披露した佐々木は、島根県浜田市出身の25歳。神戸Uー18から2018年にトップ昇格すると、同年8月から1年間ブラジルのSEパルメイラスに期限付き移籍を経験し、2021シーズンからコンスタントに出場機会を獲得。2023シーズンと2024シーズンはリーグ戦30試合に出場して得点も取り、チームの連覇に貢献した。2025シーズンからは永島昭浩氏、播戸竜二氏、大久保嘉人氏、小川慶治朗(現横浜FC)が背負ってきたエースナンバーの13番を継承し、チームをけん引している。
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