【ブンデスリーガ】マインツ 1-1 フランクフルト(日本時間5月5日/メーヴァ・アレーナ)
マインツのMF佐野海舟が爆速ランニングからのスライディングでインターセプトすると、そのまま前の味方へパス。攻守が一体となったプレーにファンが歓喜している。
日本時間5月5日、佐野が所属するマインツはブンデスリーガ第32節でフランクフルトと対戦。16分に先制を許したが、57分に同点に追いつき1ー1の引き分けに持ち込んだ。ボランチで先発フル出場した佐野は縦横無尽にピッチを駆け回り、44分には攻守がシームレスなプレーを披露する。
マインツのCKが止められた直後の場面。自陣低い位置でフランクフルトのDFラスムス・ニッセンがボールを奪い、DFトゥータがドリブルで前進してカウンターが発動する。そのまま右サイドを駆け上がり、前方のスペースに走り込むFWヒューゴ・エキティケにパスを出した。
しかし、ここで佐野が立ちはだかった。マインツの6番はフルプリントでボールに寄せていき、右足を出しながらスライディング。このプレーでパスをインターセプトするだけでなく、右足のアウトサイドでうまくボールを触り、相手陣内の左サイドにいたMFフィリップ・ムウェネへのパスにしたのだ。このプレーを起点にマインツは左サイドの深い位置に進入し、再びCKを獲得している。
守備から攻撃をスムーズに繋げた日本人ボランチの好プレーに、サッカーファンも反応。SNSには「佐野海舟が相変わらず良い」「タックルしながらも繋ぐプレーをした佐野海舟良い」「佐野の加速力えぐいな」「ボールをカットしながら繋げるのえらい」「佐野はこういう無理が効くんだよな」「海舟の回収から繋ぎ」など称賛のコメントが溢れた。
佐野は加入1年目ながらマインツの主力に定着。ここまで走行距離がリーグ1位の372.4km、デュエル勝利がリーグ5位の346回、高強度走行がリーグ4位の2579回と、ブンデスリーガ全体で見ても屈指のスタッツを残している。今季の残り2試合でも大いに期待したい。
(ABEMA/ブンデスリーガ)

